総入れ歯は寝る時に外す?│部分入れ歯・総入れ歯なら、新宿区山吹町にある稲葉歯科医院併設 INABA入れ歯専門歯科室│噛める歯ブログ

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総入れ歯は寝る時に外す?

こんにちは。院長の稲葉智弘です。

今年も連休を利用して総入れ歯の研修会に参加しています。

明日は「海の日」ですね。海でロングボードしたいです。大切な患者様の事を考えると、総入れ歯の勉強の方を優先しました。

毎年恒例の総入れ歯実習コースです。2日半で患者様の総入れ歯を完成するコースです。今年も満員御礼です。

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今回のご協力いただきました患者様は30代の女性です。最近総入れ歯の患者様が少なくなってきたと言われていますが、30代、40代で総入れ歯や部分入れ歯になり、お悩みの方が多いのも現状です。この年代の方々は、顎堤(入れ歯を支える堤)が残っている事が多く、入れ歯が良く吸着する場合もあれば、反対に入れ歯が当たって痛いと感じる場合もあります。歯科医と技工士の技量次第で、顔の表情が劇的に変化するので、機能と審美を両方考えながら治療を進めて行く必要があります。総入れ歯の治療は奥深い分野です。

明日の昼までに総入れ歯を完成し、患者様はすぐにランチを召し上がって頂く予定です。本当に凄い研修会です。

ところで、入れ歯は寝る時に外すものだと思っていませんか?

実は、サッカーワールドカップで優勝したドイツでは、昼間も夜間も総入れ歯を装着する方が多いのです。日本大学歯学部補綴科とドイツベルリン自由大学歯科補綴科の共同調査を行った論文によれば、調査を行ったドイツ人の過半数が総入れ歯を昼夜装着しています。

当院で入れ歯治療を受けた患者様に於かれましても、就寝中の装着は問題ないとお伝えしております。但し、一日一回は外してお手入れをして下さいと指導しております。顎堤も柔らかい歯ブラシもしくは指でマッサージをして血行をよくしてください。

それでは、皆さん楽しい連休をお過ごしください。

 

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