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当院の入れ歯治療

当院の入れ歯治療

テレスコープシステムとは

テレスコープシステムとは

美的でクオリティにこだわった信頼できる部分入れ歯治療
「テレスコープシステム」とは?

当院が取り扱っている「テレスコープシステム」は、医療先進国ドイツで生まれた治療です。品質が良く、生体親和性や長期安定性、快適性を追求した精密な義歯治療です。
テレスコープシステムは、金属の留め具(クラスプ)を一切使用しません。会社の会議や大切な方との食事中に、入れ歯が外れたり落ちたりすることがありません。

テレスコープシステムの適応症例は幅広く、少数歯の欠損から総義歯に近くなるまで対応できます。健康な歯にクラスプをかける従来の方法とは異なり残っている歯全体で力を受け止めるため、個々の歯にかかる負担が少なく歯の喪失を予防できます。装着後にトラブルが起きても修理可能で、そのままの入れ歯で修理をしながら長く使うことができるのが、大きな特長のひとつです。

あらゆる難症例に向き合いながら進化しており、装着したときの快適さがさらに向上していくと考えられます。

ドイツ式入れ歯への想い

テレスコープシステムとの関りについて

テレスコープシステムの歴史

歴史ある正統派「テレスコープシステム」を親子2代で守り続けて約50年の入れ歯治療

はめ込みの入れ歯治療である「テレスコープシステム」は、ドイツを中心に改良が加えられながら、130年以上の歴史を経てきた方法です。父であり当院顧問の稲葉 繁先生が、1970年代の西ドイツで実際に臨床経験を積み、帰国後全国の歯科医師に広め、日本における第一人者として正統派のテレスコープシステムを守り続けています。当院の稲葉 智弘院長は、歯科大学3年生から父が主催する研修会に参加し、卒後も直接指導を受け、多くの臨床を学び受け継いでいます。また、基本的な治療法を守りながら、インプラント併用テレスコープシステム等にも積極的に対応しています。

一般的な入れ歯との違い

一般的な入れ歯は、支えとなる歯にクラスプを引っかけて固定します。噛む力や入れ歯の重みが歯に直接かかるため、歯の寿命を短くしてしまう場合が多く見られます。

テレスコープシステムの場合は一次固定もしくは二次固定という概念により、残っている歯全体で入れ歯を支える仕組みになっています。その結果、1本の歯にかかる負担が少なくなるため、残っている歯を失うリスクを軽減することができます。天然歯の寿命が伸びて、入れ歯を長く使うことができます。

現在、日本では多くの歯科医院でコーヌステレスコープ(コーヌスクローネ)というドイツ式入れ歯治療を行っています。過去に、コーヌステレスコープの全盛期がありました。本来、コーヌスクローネが適応しない場合、リーゲルテレスコープ、レジリエンツテレスコープなど別の治療方法を選択することがあります。症例に合わせてそれぞれを使い分ける必要がありますが、より正確な適応症例と入れ歯の設計を理解していない歯科医院が非常に多く、結果としてテレスコープシステム全体の評判を落としました。非常に悔しい思いです。

20年、30年使用できる入れ歯

昭和43年、現院長の父である稲葉 繁顧問が文京区小石川で歯科医院を開業し、大学教授および高齢者歯科科長として多くの患者様の入れ歯治療を担当してまいりました。

歯科医院や大学病院で父が長年診てきた患者様の多くが、当院に定期検診で訪れます。なかには20~30年前に作ったテレスコープ義歯を大切にお使いの方もいらっしゃいます。支えとなる歯がだめになったらはじめから作り直さなければならない通常の入れ歯とは違い、修理ができて長持ちすることがテレスコープ義歯の大きな特徴です。定期検診を受けながら丁寧に使えば、長きにわたり使用できます。

最後の入れ歯治療になってほしい

ある程度歯の本数を失ったら、その先も残っている歯を守るためにMaximal Intervention(最大限の介入)で予防補綴を行うことが推奨されています。予防補綴を達成するためには、現在残っている歯をすべて治療対象にする必要があります。ときには積極的に歯を削りテレスコープシステムで治療しますが、「オーバートリートメント(=過剰な治療)」と批判される場合もあります。しかし、長期目線で考えれば、最終的には歯の喪失を抑えられ、何度も入れ歯を作り直す必要もなくなります。

これから何度も入れ歯を作り直すことはやめて、「最後の入れ歯治療」になってほしいと願い、当院は全力で入れ歯治療に取り組みます。また、持病や恐怖心によってインプラント治療を受けられない方の選択肢としても、ドイツ式入れ歯治療をおすすめします。

テレスコープシステム
メリット・デメリット

テレスコープシステムのメリット・デメリット

メリット

  • 残っている歯への影響を軽減できる

    保険診療の入れ歯は残っている歯にクラスプを引っかけるため、周囲の歯に負担がかかります。一方、テレスコープシステムは全体の歯を使って支えるので、天然歯への負担が分散されてダメージが少なくなります。

  • 修理しやすい

    インプラント治療はトラブルがあった場合に手術を要することがあり、負担がかかります。テレスコープシステムは装着後にトラブルが発生しても修理しやすく、同じ入れ歯を長く使うことができます。

  • フィット感に優れている

    床(しょう)の部分の密度が高く、しっかりフィットします。そのため、装着中に違和感がなく、つけたまま就寝することも可能です。手間にならないというだけでなく、口が乾燥しにくくなって細菌が繁殖するのを抑えられます。

デメリット

  • 入れ歯の製作が難しい

    テレスコープシステムの構造上、設計がとても難しい入れ歯とされています。製作が難しいということは、歯科医師の技術や知識によって入れ歯の完成度に差が出てきてしまうということです。入れ歯を装着したあとの不具合などを避けるためには、経験のある歯科医師を選ぶことが大切です。

  • 歯を削る必要がある

    テレスコープシステムは、残っている歯に内冠を装着し、そこに外冠を被せて安定させる治療です。そのため、固定源となる歯が健康であったとしても削る必要があります。装着後の2次う蝕や歯周病の進行を抑えることが必要です。

  • 費用が高い

    入れ歯の製作が難しく、保険外診療となります。また、修理が必要となった場合の費用もご負担いただきます。お口の形態が大きく変化した、部分入れ歯から総入れ歯になった場合などは作り替える必要があります。

「取り外せる」というメリット

修理やお手入れがしやすい

修理やお手入れがしやすい


  • 入れ歯に問題が生じても、お口の外で修理可能。
  • 何度も入れ歯を作る必要が少なく、長期的に考えると費用対効果に優れている。
  • 入れ歯の設計を変更できる。
  • お預かり修理することで、白い歯を取り戻すことができる。
  • 固定式のブリッジと違い、お手入れが容易。

大きな破損でなければ、当日修理します。数日間お預かりして技工所で修理する場合は、あらかじめ仮歯をご用意します。

充実のメンテナンスプログラム

充実のメンテナンスプログラム

下記のようなポイントに注意しながらメンテナンスをします。

  • 入れ歯を支えている歯に問題が発生していないか?
  • 歯周病が悪化していないか?
  • 噛み合わせが変化していないか?
  • うまく入れ歯を使えているか?
  • 入れ歯の変形や破折が起きていないか?
  • 入れ歯が汚れていないか、口臭の原因になっていないか?
  • お体の不調によるお口のトラブルがないか?
  • 口腔がんなどの病気が潜んでいないか?
  • 入れ歯以外のお悩みをおもちでないか?

テレスコープシステム
の種類

テレスコープシステムの種類

テレスコープシステムは、下記のように複数のタイプの入れ歯があります。残っている歯の本数や状態、位置などによって適切なテレスコープをご提案します。さまざまな種類の入れ歯をご用意することで、歯が多く残っている方からほとんど残っていない方まで、幅広く治療を実施できます。

コーヌステレスコープ義歯

コーヌステレスコープ義歯

固定源となる歯を削って内冠を装着し、入れ歯側には外冠の被せ物を組み込む入れ歯です。クラスプを使わないので見た目が自然になり、口元が気になりません。また、保険診療の入れ歯よりも安定感に優れ、しっかり噛むことができます。歯周病などによって動いている歯にも固定できるというメリットもあります。

コーヌステレスコープ義歯
リーゲルテレスコープ義歯

リーゲルテレスコープ義歯

リーゲルとは「かんぬき」のことで、かんぬき(鍵)を使った部分入れ歯となります。リーゲルレバーを閉めてしまえば、固定性ブリッジに近い装着感と安定感が得られます。食事や会話の途中で入れ歯が落ちる心配はありません。

リーゲルテレスコープ義歯
総入れ歯 レジリエンツテレスコープ義歯

総入れ歯 レジリエンツテレスコープ義歯

残っている歯がほとんど使えない、数本しか残っていないなど、歯の状態が悪い方に適用できる入れ歯です。総入れ歯のような形態をしており、口腔内の粘膜を固定源として安定を図ります。より精度の高い二重冠構造となっているため、残っている歯への負担を抑えられます。

総入れ歯・
レジリエンツテレスコープ義歯
取り外せるブリッジ

アタッチメント義歯

アタッチメント義歯は連結装置を組み込んだ冠を被せて、部分入れ歯を固定させる治療方法です。部分入れ歯で用いるクラスプを使用しないため、見た目が自然になります。また、安定感に優れているため、しっかり噛むことが可能です。奥歯の入れ歯を外しても、前歯の白い歯が残っている構造です。

アタッチメント義歯
インプラント併用入れ歯

インプラント併用入れ歯

数本のインプラントを埋入し、これに入れ歯を固定させる治療方法です。総入れ歯のような作りですが、インプラントや残っている歯を支えにして固定するため強く噛むことができます。口蓋部(上アゴの裏側)が開いているので味覚や発音が良くなります。

インプラント併用入れ歯
取り外せるブリッジ

取り外せるブリッジ

一般的なブリッジは、連結した被せ物を天然歯に被せて接着剤を用いて外れないように固定します。一方のテレスコープシステムにおけるブリッジは取り外しが可能で、お手入れがしやすくなります。応用範囲が広く、一般的なブリッジでは適用できない奥歯が欠損しているケースでも、適切に治療できます。

取り外せるブリッジ